セールスプロモーションなどのSKY(西区、松川祐樹社長)は10月、パルクールなどの複合型習い事施設「リッチコンタクト住吉店」を中区住吉町2-12に開く。2階に飲食店が入るほか、週末は施設を有料開放し、地域の子育て支援拠点を目指す。松川社長の実兄で(社)広島県アーバンスポーツ協会代表理事の松川友和さんが経営するCocoro-to(西区)の同施設FC加盟店として運営。3階建て延べ300平方㍍のビル1棟を賃借し、伸び伸びと運動できるよう全面リノベーションした。けが防止を目的に人工芝を敷くほか、マットや飛び越えるためのボックス、レールなどをそろえる。パルクールをはじめ宙返りやバック転などのアクロバット、武術発祥のトリッキングなどを指導。山登りやサマーキャンプ、自由に表現できるパルクールの発表会といったイベントも充実させ、子どもの自己肯定感の向上や主体性、自律心を養いたいとする。会費は月4回の利用で8000円ほか。「子どもにとっての学び場、大人にとっての頼り場」をコンセプトに、地域の子育て拠点としての利用も想定。カウンターやイスを用意し、非会員でも学校帰りに自習などで無料で立ち寄れるほか、週末はレッスンルームを1時間1000円で開放する。2階の飲食店は昼夜2業態とし、昼の営業の出店希望者を募る。夜は子連れでも気軽に利用できる居酒屋とし、年内のオープンを目指す。松川社長は「店名を直訳すると濃厚接触。子育て世帯の地域からの孤立などが社会問題となっている今だからこそ、子どもたち一人一人と真剣に関わり、親御さんの子育ての負担を軽減する一助となりたい」と話した。
担当記者:高見