中国財務局がまとめた7〜9月期の中国地方の法人企業景気予測調査(760社、回答率94・9%)の景況感は、「上昇」超に転じた。前期の▲5・6%ポイントから0・3%ポイントに上昇した。翌期は「上昇」超幅が拡大する見通し。製造業(2・6%ポイント)は化学などが下降したが、繊維工業、生産用機械などが上昇し、「上昇」超に転じた。非製造業(▲1・1%ポイント)は宿泊・飲食サービスなどが下降しているものの、建設・卸売などが上昇し、「下降」超幅が縮小。大企業、中堅企業は「上昇」超に転じ、中小企業は「下降」超幅が縮小している。24年度の企業収益は売上高が前年度比2・5%の増収、経常利益は同6・4%減益の見込み。設備投資は前年度を31・6%上回る予想で、製造業は化学、生産用機械、非製造業は電気・ガス・水道、小売で増加する見込み。雇用(従業員数判断)は「不足気味」超幅が拡大している。

担当記者:大谷

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