食品トレー製造で最大手のエフピコ(福山市、佐藤守正社長)は9月6日、こん包資材製造のグループ会社エフピコアルライト(岡山県笠岡市)で段ボール工場を増設した。増設部分は1階工場と2階事務所の延べ6004平方㍍で、工場建屋は延べ1万2609平方㍍となった。生産量は従来比20%増の月300万平方㍍を見込む。段ボールシートを生産するコルゲートは重油式から液化天然ガス(LNG)式に入れ替えた。LNGは燃焼時のCO2 排出量が重油より約30%少ないとされる。2026年までに太陽光発電の導入も検討しており、環境保全活動の強化を目指す。設備投資は全2期を予定し、第2期として25年12月までに製函ラインを入れ替えたいとする。
担当記者:額田