不動産業のGAパートナーズ(中区八丁堀、松岡裕仁社長)は9月中旬、大型商業施設イオンモール広島府中近くの安芸郡府中町大須1-249-2に無人型ホテル「ソシオレジデンシャルホテル」(仮称)を着工する。主力の分譲マンション事業のノウハウを生かし、快適な居心地を追求。マンションのようにリビングや寝室を分けた3LDKタイプなど多様な客室で、出張や観光・団体客の短期、マンスリー利用など幅広い需要を取り込む。敷地517平方㍍に12階建て延べ1699平方㍍を新築。ホテル・民泊運営のMoopon Corporation(中区)に運営を委託する。客室は1Kタイプ(29平方㍍)6室、1LDK(37平方㍍)6室、2LDK(59平方㍍)11室、3LDK(66平方㍍)5室の全28部屋で、いずれもキッチンを備える。利用者は予約サイトから申し込み、客室番号や開錠コードをメールで受け取ることで人に接することなくチェックインできる。宿泊料は未定。2026年2月下旬に完成、4月下旬に開業予定。同社は分譲マンション「ソシオ」シリーズの開発を主体に、中区本通の商業施設「ソシオテラス」や同区紙屋町の複合施設「ソシオスクエア紙屋町」などを運営する。ホテル事業は、南区京橋町で手掛けた250室(20年春の完成と同時に売却)に次ぎ2棟目で、旺盛な観光需要を見据えて用地の仕入れを進めている。

担当記者:道本

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