マツダ(毛籠勝弘社長)は、南区にある五つの技能系社員寮を統合し新築する。10月に工事着手し、2027年4月をめどに運用を始める。既存建物が築50年以上たち、住環境を改善。「ひと中心」の価値観に沿って社員が誇りを感じながら、いきいきと働ける魅力的な会社を実現し、人材確保にもつなげたいという。小磯町の敷地約2万2600平方㍍で第1小磯寮を解体し、10階建て居住棟800室と平屋建て食堂棟の合計延べ床約2万9300平方㍍を計画。各個室の居住空間や設備を充実させるとともに、交流しやすいラウンジやトレーニングルームなども設置。地域貢献として、独立した食堂棟の一般開放を予定する。寮生が例年参加する周辺の行事開催時に同棟や周辺の広場を使うなど、地域とのつながりを一層深める。コンペの結果、フジタが設計・施工。既存の5寮で計1558室。新寮の運用開始まで第2小磯、大原、松風、大州寮はそのまま運営し、以降の活用策は検討中。

担当記者:吉田

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