舶用ポンプ製造のシンコーグループで不動産賃貸業などの拓興産(南区大州、筒井幹治社長)が11月23日に開く、食と教育がコンセプトの複合商業施設「スパイラルガーデン大州」(https://spiralgarden-ohzu.com/)内にユニークな人材紹介事業所「ジョブガーデン」とシェアオフィス「シェアエル」ができる。2拠点が連携し、企業の人材採用・育成・定着支援のワンストップ体制を目指す。1階のジョブガーデンは人材サービス事業のファーストスタッフ(西区横川町、高藤孝一社長)に運営を委託。同施設の集客力を生かし、新卒や第二新卒、Uターン希望者、主婦層など幅広い求職者が集う店舗型の〝民間版ハローワーク〟を目指す。求人票の出稿は無料と有料(月5万円)の2パターンを用意。有料プランでは「会社の人事部を外部に」をコンセプトに、さまざまな採用支援を手掛ける。例えば求める人材像から応募が来るような求人の出し方の提案やSNS配信に加え、採用後の定着を図る入社前研修や同所での合同入社式、フォロー研修を実施。各研修は3階のシェアエル受託事業者でTONOERUの藤岡佳子社長が担当。そのほかオプションで、採用代行や求人動画制作なども担う。コーディネーターが常駐し、求職者向けの自己分析や、経営者を招いた講演などのイベントも計画。11月1日にウェブでの求人掲載を始める。シェアエルは木のぬくもりを感じる内装の店舗面積約264平方㍍に約40席を用意し、最大80人を収容。会員企業(月額3万円)向けには新人から管理者層まで幅広く学べる研修ほか、同施設のシェアキッチンなどを活用したチームビルディング活動などを計画。若手や総務関係者など、世代や属性に応じた異業種交流会も実施する。
担当記者:高見