特産品の通販サイトを運営するNPO法人クローバープロジェクト21(中区西平塚町、田渕信夫代表理事)は、再配達率の低減を目指す国土交通省の補助事業に採択された。12月をめどに通販サイトを改修し、玄関前などに荷物を置く「置き配」やコンビニでの受け取りを注文時に選べるようにする。客が選んだ受け取り方法を発送伝票に記載して宅配ドライバーに知らせる。宅配事業者の会員サービスを介して、注文後も配送方法や時間を変更できるようにする。客の利便性向上と同時に配達担当者の負担を軽減する。現在、宅配事業者と連携方法の検討を進めている。改修は田渕代表が社長を務めるシステム開発のリマック(同)が担う。最大で改修費の半額の補助を受ける。サイト名は「ひろしまグルメショップ」で県産の食料品を中心に扱う。直近の年商規模は2億5000万円ほど。今後、商品紹介動画などを充実させ、売り上げ拡大を目指す。将来は各地の事業者と連携し、県外で同様の事業を展開したいという。

担当記者:大島

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