域新電力会社の東広島スマートエネルギー(前延国治社長)は7月17日、伊藤忠商事の連結子会社で太陽光発電や蓄電池サービスなどのトレンディ(東京)と地域脱炭素に関する連携協定を結んだ。トレンディの技術を活用して、市内の家庭電力の地産地消を図る。スマート社は東広島市と県内企業などが2020年2月に設立。公共施設への低炭素な電力供給や、市内の広島ガス福富支所に省エネ設備を導入するなど市の環境ビジョンを推進する。トレンディが取り組む、電気の消費地近くで発電・蓄電する「分散型電源」などを普及させることで、地理的要因で主な再エネ資源が太陽光に限られる東広島での環境課題解決につなげたいとする。トレンディは今回が中四国地方初進出。