ホテル運営や不動産業のグローバルリゾートグループ(廿日市市)はホテル経営の(有)パルコ(山口県柳井市)と共同で、「ホテルパルコ」の再生に乗り出す。8月中にリノベーション工事に着手し、年内にグランピング施設としてオープン。中国地方最大級の26室に加え、同地方初の天然温泉付きをPRし、情報発信力の高い成人女性を中心に訴求する。ホテルパルコは玖波ICから車で10分の柳井市伊陸2414-1にある。1982年創業の天然温泉付き郊外型アミューズメントホテルで、独立型のコテージや連棟を備えるが、施設の老朽化などが課題だった。グローバル社はこれまで手掛けたホテルや民泊施設の再生・運営ノウハウを提供する。コテージは木のぬくもりを生かして洗練された空間に改装し、駐車スペースにグランピングドームを設置。シャワーブースだけのグランピング施設が多い中、各部屋に独立した天然温泉の浴室を備える。連棟部分は大人数対応のBBQ設備を用意。グリル、炭、火起こし、食材まで全てセットの「手ぶらでBBQプラン」などを計画する。宿泊料金はスケールメリットを生かし山口で最安値という夕朝食付き2人1室3万円からを想定。山口県は「アウトドアツーリズム」のプロモに力を入れており、集客面で県の観光施策との相乗効果を図りたいとする。

担当記者:高見

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