JA広島市は北広島町と芸北トマト専門部会と連携し、芸北トマト選果場(山県郡北広島町荒神原146)の選果機を更新した。新たに導入した選果機は、これまでのカメラ1台から3台に増設し、トマトを回転させながら搬送するキャリアローラでトマトの12面を撮影。より精度の高い等級判別ができるようになった。撮影データをAI画像処理システムで解析することで、選別処理能力の向上も期待できる。北広島町芸北地区は昭和40年代にトマト栽培が始まり、芸北トマト専門部会も同年代後半から活動を開始。昭和49(1974)年には国の指定産地となった。現在は栽培講習会、視察研修会を定期開催し、技術向上に取り組んでいる。毎年7月下旬から出荷し、選果場では隔週で「出荷目合せ会」を行うなど品質均一化を図っている。芸北トマト選果場は昭和56(1981)年に選果機を導入し、共同選果、共同販売を行っている。これまでに2度、選果機の更新やカメラ評価システムの導入を実施した。

担当記者:大谷

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