全国390カ所以上で「花まる学習会」を運営する、こうゆう(さいたま市)は8月31日をめどに東広島市安芸津町三津4212-14に無人島教育の拠点「はなコミあきつ(花まるコミュニティあきつ)」を整備する。近くのフェリー乗り場からプレジャーボートで渡った無人島を2020年に購入し、野外体験プログラム「花まる子ども冒険島」に取り組んでいる。その前線基地として、またイベント開催や学童保育、フリースクール、世代間交流など地域に開かれた第三の居場所に活用する方針。

無人島を2020年に購入

JR安芸津駅から徒歩5分に立地する旧旅館を大規模改修する。「わくをとびだし、ワクワクへ!」をコンセプトに、作戦会議を行ったり地域住民との交流などができるコミュニティスペースを設ける。リビング中央にシンボルツリーを置くほか、セミナー・ミーティングスペースや大浴場、車いす対応トイレもある。2階は宿泊個室(最大20人収容)。延べ373平方㍍。島にはプレジャーボートで渡る。7月15日までクラウドファンディングのキャンプファイヤーで目標額300万円を募っている。2000万円前後かかる改修費の一部に充てる。返礼品は体験プランや同町特産品など。1993年に創業。「思考力」「国語力」「野外体験」を軸に「生きる力」を育む教育を行い、成功体験を通して自己肯定感や自己効力感を養っているという。いっそう豊かな体験が提供できる無人島滞在期間の拡大や、地域との連携強化を図る。会員1万人以上。野外体験はこれまで無事故で、引率実績は延べ10万人。

担当記者:吉田

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