中区八丁堀で中国語教室「アイニー中国語学院」を営む孫暁麗代表は4月末から、山口県周防大島町の島内で民泊事業を始めた。伝統的な日本家屋とキャビン(ログハウス)の2棟を貸し出す。

本州(柳井市)と島をつなぐ大島大橋に近い「ゲストルーム神田」(小松開作158-2)は、日本家屋の一部の6畳2間を提供。客間から四季折々を感じられる日本庭園を楽しめる。敷地内に大型倉庫もあり、ソファーでの休憩やテレワークに使ってもらう。1日1組限定(最大4人)で、料金は1泊朝食付きで1人8000円。片添ケ浜海水浴場に近い南側の海沿いに面する「ビーチフロントキャビン」(西方2863-3)は一棟貸しで、5人まで宿泊できる。2人が入れるサウナもある。屋外のウッドデッキで非日常の島時間を楽しめるという。1泊2人までが3万3000円で、1人追加ごとに1万円がかかる。(電)0820-72-4338。孫代表は「私自身が周防大島の美しさに魅了された。仕事と余暇を組み合わせたワーケーションの推進へ、町が宿泊費や交通費などの2分の1を補助する制度を設けており、広島県の企業にぜひ利用してほしい」と話した。
担当記者:梶原