クレイトンベイホテル(呉市築地町3-3)は6月1日、〝美術館の中での食事〟がコンセプトのビュッフェレストラン「Cakes&Ale」を1階にオープンした。所蔵の著名作家の作品の展示ほか、家具や音楽などで非日常感を演出。ワークショップなども計画し、五感全てで楽しめる施設を目指す。同所にあったカフェ「コート ダジュール&ジョフレ」を大幅改装し、グレーを基調に都会的でスタイリッシュな内装に仕上げた。SDGsの取り組みとしてカキ養殖で使われていた機材や古くなった椅子、テーブルの脚、厨房器具をダイニングセットに使用。絵画は草間弥生、ミロやマティスに加え、広島出身で一筆書きアーティストのBOBartworkさんの作品など約30点を展示。作品やグッズの販売も行う。他にミュージシャンによる演奏やライブペイントなど、さまざまな催しで〝驚き〟の提供を目指す。食は洋食をメインに、手作りのカッテージチーズやハムが入るイタリアのサンドイッチ「パニーニ」、パスタなどを用意。料理はふた付きガラス容器への小分けなどでバイキング料理の課題である乾きなどを防ぐほか、フードロスの削減にもつなげる。写真に残したくなるような、季節の食材を使った料理や手作りのデザートなども提供する。料金は大人3500円、子ども1400円(税別)。席数約60席。ロビーを開放して作られたファストカフェ「C&A Express」も併設する。
担当記者:高見