「鯛だしらぁ麺 すし久 九重商店本店」(西区横川町2-8-3)経営の九重(坂本俊二社長)はフランチャイズ(FC)展開に乗り出す。西区東観音本町1-2にセントラルキッチンとFC本部を開設。県内を中心に3年で10社の導入を目指す。元すし職人で約40年の料理人歴を持つ坂本社長が余ったすしネタを有効活用しようと「鯛だしラーメン」を商品化。鯛の頭やあらが素材のだしと、鯛の煮干しやいりこ、かつお節、昆布などで煮出した計2種類のだしを合わせ、魚介のコクとうま味を凝縮したスープに仕上げた。国産小麦に全粒粉を加え、スープに合う自家製の中細多加水麺を開発。2021年に店舗を構えてから、現在は午前11時〜午後3時の営業で月間2000人が訪れ、開店前は行列ができるという。今後の事業拡大にあたり、直営では人手不足が予想されることからFC展開にかじを切った。初期費用は加盟金300万円と保証金100万円で、月々のロイヤルティーは不要。厨房什器や食器などの準備から調理接客の研修などで開店までをサポートする。研修期間は10日〜1カ月程度。原材料の仕入れはセントラルキッチンと指定業者からとし、営業時間や店舗規模などは加盟店の裁量に委ねる。すでに常連から引き合いがあり、今秋に流川界わいにFC1号店が開業予定。坂本社長は「来店客のうち半数がリピーターで、商圏を広げれば十分な伸びしろがある。飲食店は現金商売でキャッシュフローがスムーズなので、個人だけでなく異業種の法人からの引き合いも見込んでいる」とする。ウェブサイト:https://sushikyu99.jp/fc/

担当記者:高見

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