学研HD(東京)グループで、全国に350カ所以上の介護事業所を展開するメディカル・ケア・サービス(埼玉)は5月1日、認知症の高齢者に対応した「愛の家グループホーム広島大林」を安佐北区大林1-8-15に開いた。県内4カ所目。敷地762平方㍍に木造2階建て延べ569平方㍍を新築。10・14平方㍍のワンルーム18室や団らんスペースを備える。スタッフが見守りやすいよう各居室への見通しが良い間取りを採用し、転倒リスクなどに配慮した内装とする。毎月の利用料(水道光熱費・食事代込み)は要介護度に応じた介護保険負担額と14万1000円。愛の家は中核事業で、食事・入浴介助のほか、調理や洗濯、掃除などで入居者の生活を支援している。適切な栄養や水分の摂取、運動を組み合わせた独自の自立支援ケアで認知症の症状改善を促す。県内では2017年の廿日市市地御前を皮切りに、21年に安芸区矢野西、22年に東区温品に開いた。
担当記者:大島