広島県の調べで、広島空港の2023年度の搭乗者数は国内線が前年度比23・6%増の251万7026人となり、2年連続で200万人を超えた。行動制限の解除を受け、コロナ禍前の18年度と比べると4・5%減へと持ち直しており、10〜15年度の実績を上回る。前年度まで大半が運休していた国際線は順次再開し、16万8663人。まだ再就航していないものがあり、18年度比で52・1%減だった。国内線搭乗者数の内訳は▽東京=前年度比22・9%増の187万5363人、▽成田=33・7%増の20万9620人、▽札幌=11・4%増の19万3141人、▽仙台=58・4%増の11万5080人、▽沖縄=16・9%増の11万9819人ほか。全体の搭乗率は10・7㌽増の69・6%となっている。国際線は昨年に台湾の台北、中国の大連・北京と上海、韓国のソウル線が再開した。香港、タイのバンコク線は現時点で運休している。今年5月12日には、ベトナムのハノイ直行便がコロナ禍以降で初めて新規就航した。毎週木・日曜の2往復。24年度も好調なインバウンドで伸びが予想される。

担当記者:吉田

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