日本政策金融公庫農林水産事業本部中国四国地区統括課が1月に行った「中国四国地域の2023年農業景況調査」は、農業景況DIが▲18・1と前年から23・8㌽改善し、マイナス値が縮小した。業種別では養豚(25)、採卵鶏(38・9)が価格の上昇などで大きく改善してプラスに転じ、酪農(▲29・6)もマイナス幅が大幅に縮小した。肉用牛(▲66・6)は引き続き大幅なマイナス値になったほか、施設花き(▲42・8)が大きく悪化した。24年は全体が0・2となり23年実績から18・3㌽改善する見込み。足元の価格が下がっている養豚、採卵鶏は大きく悪化する見通し。23年の販売単価DIは19・5とプラス値が拡大。生産コストDIは▲81・5と前年に続き、大幅なマイナス値になった。
担当記者:大谷