グレーチング製造のダイクレ(呉市築地町1-24、山本貴社長)は、FRP(繊維強化プラスチック)製格子状パネルに鋼製フレームを組み合わせたアンカーパネルの設計工程の効率化を進める。自律的に製品形状を変更し、最適形状を探索するRICOS(東京)製のツール「同Generative CAE」を導入した。従来は技術者が1週間ほどの時間をかけて、現場の条件に合わせてサイズや耐荷重をカスタムした構造を設計していたという。ツールの導入で、要求性能を満たす形状を自動で生成し、シミュレーション解析を繰り返し実施。最適な構造を容易に導き出せる。技術者の作業工数を減らすことで迅速な見積り対応や受注増加につなげる。
担当記者:高見