山口フィナンシャルグループは3月26日、ビジネスプロデュース事業のドリームインキュベータ(東京都千代田区、三宅孝之社長)と資本業務提携契約を結んだ。市場外の相対取引で同社の普通株式を取得し、持分法適用会社にする。ドリーム社は2021年7月に出資総額42億円規模のソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)事業関連ファンドを組成するなど社会課題解決に取り組んでおり、山口FGとグループのYMFG ZONEプラニングは同年10月にSIBに関する包括連携協定を結んだ。ヴァレックス・パートナーズと株式取得に係る契約を結び、ドリーム社の普通株式210万株を63億円で取得する予定。ドリーム社の議決権比率は22・21%(発行済株式総数の20・07%)になる。山口FGとドリーム社は①「ビジネスプロデュース×金融×地域」による新しい地銀ビジネスモデルの確立、②地域活性化に資する事業の創造、③人財交流などその他両社の発展に関する分野で提携する。
担当記者:大谷