廿日市市は4月15日、同市出身の日系人が多い米ハワイ州ハワイ郡と姉妹都市提携の調印式を行った。ミッチ・ロス郡長夫妻、ヘザー・キンボールハワイ郡議会議長ら28人が訪問。歴史的な関係を踏まえ、経済・産業や文化、教育分野で交流を図り、友好関係を促進する。ハワイ郡は人口20万人超、世界最大のフラの祭典の開催地。ハワイ火山国立公園が世界自然遺産に認定されている。同市では2006年に廿日市商工会議所と現地のコナ・コハラ商工会議所が姉妹提携。23年に同商議所を通じて郡長から自治体同士の交流提案があり、姉妹都市提携への申し入れを受けた。ハワイ州へは1880年代、日本から約3万人が渡航。県からの移民が全国最多で、うち当時の佐伯郡からが約30%を占めた。提携後は特産品の紹介や販売促進、観光情報の提供、ショートステイなど青少年の交流などを予定している。姉妹都市は1998年提携した農林業中心のニュージーランド・マスタートン市に次ぐ2カ所目。2009年に仏モン・サンミッシェルと観光友好都市提携を結んでいる。

担当記者:藤井

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