紳士服販売店「洋服の青山」の青山商事(福山市)は4月から、CO2排出を実質ゼロにするグリーン電力を全国のオフィスや店舗、物流センターなど計75拠点に導入した。昨春に東京電力エナジーパートナーの電力プランを用いて化石燃料由来でない電気を示す「非化石証書」を購入し、本社や東京オフィスなど主要5拠点で先行導入していた。2024年度から3カ年の中期経営計画に定めた気候変動対策を踏まえ、沖縄電力のプランも活用。新たに東京、広島、高知、沖縄の64店や物流センターなど計70拠点に採り入れた。24年度のCO2削減量は全体の約10%に当たる年間6136㌧を想定する。このほか、全店でのLED照明化や、省エネ空調への変更などの取り組みを進めている。
担当記者:道本