県は3月21日、時価総額10億㌦以上へ急成長する企業の創出を目指す「ひろしまユニコーン10」第2回プログラムの最優秀賞に広島大学発ベンチャーのマテリアルゲート(東広島市、中野佑紀社長)を選んだ。コンピューターなどで情報を記録するメモリーを従来の約1000倍高密度化する新素材「単分子誘電体」の実用化に向け、昨年6月に設立。コンピューター消費電力の9割を削減する効果が見込め、情報産業だけでなく電力需給の問題にも有効と評価された。優秀賞には日本酒の新製法開発のナオライ(呉市)、万引き防止システムのCIA(中区)、感染症予防機器を開発するメドラークス(東広島市)の3社を選んだ。
担当記者:近藤