輸入二輪車販売のデスモ(南区仁保新町、谷口充洋社長)は6月、商業施設ジ・アウトレット広島近くの西区山田町に輸入二輪車やバイクウエアなどを扱う「デスモ・モーターサイクル・オペレーション」を開く。本社、西原店に次ぐ3店目。バイク展示棟や物販棟など三つの建屋を備える中四国最大規模の複合販売店とし、敷地内に試乗コースを設けて初心者向けの講習を行うなど、中四国全域からバイク好きが集う拠点を目指す。

ディスカウントストア「ダイレックス広島石内店」北西側の敷地2700平方㍍に、展示A棟(平屋330平方㍍)と物販B棟(同220平方㍍)、整備C棟(一部2階建て170平方㍍)を新築。A棟は英国発祥のインドのメーカー「ロイヤルエンフィールド」、イタリアの「ベネリ」、カナダ「BRP」、タイ「GPX」の4ブランドを中心に計約30台を置く。B棟にはイタリアのバイクウエアブランド「ダイネーゼ」の店舗が観音新町のマリーナホップから移転。C棟は1階に最新の作業リフト3基を備え、2階を事務所とする。敷地の一角に教習所のような「8の字」や「一本橋」コースを設け、二輪車安全運転指導員による講習を定期的に実施。ペーパーライダーや運転免許を取りたい人をサポートし、その後の購入を促す。午前10時〜午後7時に営業。採用に力を入れて10人体制で始め、年商は3億円を目標とする。同社はドゥカティ(イタリア)をはじめとする海外15ブランドの正規代理店で、4月に創業40周年を迎えた。年商規模は2億7000万円で、従業員11人。谷口社長は「講習などを通じて、ハードルが高いとされる輸入バイクの魅力を身近に感じられる場にしたい」と話す。

担当記者:道本

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事