小柴クリーニンググループ(呉市吉浦新町、小柴義貴代表)は3月中旬から、ビジネスマンの利用が多い中区の富士見中央通り店と幟町店を先行し、24時間自動で洗濯物を受け付け〜引き渡すサービスを始めた。軌道に乗り次第、午前7時〜午後8時営業の店舗を対象に立地を見極めて順次導入していく方針だ。同業他社(東京)が開発した24時間自動受付引渡しロボット「くるりんぱ」を県内では初めて導入。通勤時間帯などでの混雑や、利便性などを考慮した。スタッフの負担軽減を図る狙いもある。利用者は専用アプリに会員登録。ICチップ内蔵の専用バッグに洗濯物を入れて店舗内に設置した窓口へ投函。仕上げ後は引取専用のスライドドアから受け取る。店舗外の受付ボックスから投函する場合は、モニターを操作して引取希望日を選択する。〝3秒受付〟、〝10秒引取り〟などで窓口業務を短縮。スタッフが介する通常受付や引き渡しの組み合わせも選択できる。現在、グループ5社で9工場、175店、コインランドリー40店を展開する。2021年から全国エリアで宅配利用のネットクリーニング事業をスタート。新たな需要を掘り起こし、昨年は前年売り上げの1・5倍に伸びた。21年は呉市内の人気菓子店の営業を継承。店内で生地からこねて焼き上げるベーカリーショップを尾道、三原に出店し計3店を経営。