信和不動産(西区横川町、和田正男社長)は、福山エリアで分譲マンション「ヴェルディ」シリーズの供給を積極化している。再開発が進むJR福山駅至近の船町に107戸の「ザ・タワー福山」を近く着工するなど、2022〜24年発売の物件は7棟428戸となる(3月末時点)。供給時期は未定だが、西町に130戸規模の用地を取得済み。ザ・タワー福山は駅から徒歩約7分の敷地2425平方㍍に、高層20階建て延べ1万550平方㍍を建設。2LDK+S(36戸)〜3LDK(71戸)の計107戸で、住居専有面積は68.49〜152.74平方㍍。全戸南向き。共用部に入居者専用のラウンジを設けるほか、各戸にワイドバルコニーなどを設置。73台分(平面47、機械式26)の駐車場を備える。コアティ建築設計が設計し、施工業者は未定。完成時期は27年3月中旬としている。このほか、ここ3年の供給実績は発売順にグラン・ヴェルディ西町(34戸)、御船町(56戸)、三吉町[クアルタ](43戸)、沖野上[パークテラス]Ⅱ(101戸)、クレール春日(44戸)、東福山駅北(43戸)。福山駅周辺では、南口の商業施設キャスパ跡地にマンション(穴吹興産)や商業テナントが入る高層複合ビル3棟が3月末に完成したほか、駅前広場の再整備計画が進み、新たなにぎわい創出が期待される。市は駅周辺の容積率の緩和案も検討しており、民間投資を促したいとする。

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