ノベルティーなど各種OEM(相手先ブランド名製造)商品企画の増成織(ますなりおり)ネーム(西区横川町1-12-11、石井英邦社長)は今春、古着や在庫品、端材などを原料とした素材でつくる「再生繊維フェルト製品プロジェクト」を始めた。コースターやクリップボード、トレーなど19種類を用意。環境意識の高い企業の販促PR品やノベルティー、社内啓発用途など、幅広い需要喚起を図る。

デニム素材か麻のいずれかで製品化。活用用途に合わせて厚みを変え製作し、素材の混ざり具合でさまざまな繊維柄が得られるという。提携工場と協力し、素材の分解から粉砕、裁断、熱プレスといったシート・ボード化から、製品製作までワンストップで対応。約1カ月の納期でハンガーやドアノブプレート、熱いカップを持ちやすくするカップスリーブなど、さまざまな製品をそろえる。加工時の写真や「リサイクル明細書」も用意。クライアント企業が社員や顧客などから独自に回収した古着や衣料品(約60㌔㌘以上)の活用も受け付ける。24年春の新商品で、環境配慮商品を相次ぎ開発。サトウキビの廃材から作った紙バッグやタオル生産時の余り糸を活用する「残糸タオル」、端材や間伐材などを加工した木質ボード「MDF」のキーホルダーやクリップボードなどを用意。このほか「面ファスナーワッペン」や「ペンライトカバーホルダー」など約60種類を発売した。3月1日で設立70周年を迎えた。

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