広島銀行は1月9日、機能性顔料・電子素材の製造販売の戸田工業(南区京橋町1-23、寳來茂社長)に「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」3億円を実行した。融資期間は7年。機能性顔料(顔料=塗料、複写機・プリンター用の着色材料、環境関連材料)、電子素材(磁石材料、誘電体材料、軟磁性材料、リチウムイオン電池用材料)の製造販売を手掛けている。KPI(指標と目標)は▽環境配慮型・調和型製品の開発比率を2030年度に70%以上とする、▽30年度に電池材料リサイクルの事業化、▽生産量基準の水使用量を前年度以下、生産量基準の排水量を前年度以下、▽国内生産拠点で使用する電力を太陽光発電に変えるなどカーボンニュートラルを推進し、30年度にCO2排出量(国内)年2万2000㌧以下、エネルギー原単位削減率(国内、13年基準)17%以上、再生エネルギー使用率(国内)17%以上、▽30年度に産業廃棄物削減率(13年度比)25%以上削減、再資源化率100%、粗原料・副生成物原料への転用3件以上、▽労働災害度数率を30年度に1.2%以下、▽30年度に女性従業員比率25%以上、管理職に占める女性比率10%以上、男性従業員の育児休業・育児目的休暇取得率95%以上-を目指す。ひろぎんエリアデザインがインパクト評価を行い、日本格付研究所が第三者意見を実施した。

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