分譲マンション「ヴェルディ」を展開する信和不動産(西区横川町、和田正男社長)は、2023年の供給戸数(広島、岡山、島根県)が過去最多の1119戸を達成した。県内でも最多の9棟944戸となり、年間供給戸数は14年連続1位(本誌調べ)を更新。23年の全社の供給戸数(不動産経済研究所調べ)のおおよそ半数を占める。広島市中心部へのアクセスの良い吉島や宇品、福山市で分譲した100〜200戸級の大型物件が全体を押し上げた。多くの物件で全戸分の平面式駐車場を備えながら、ウォークインクローゼットやワイドバルコニーなどを採用する点が支持を得ている。イオン宇品店隣の2号館・タワーヴィレッジ宇品[ウエスト](総戸数254戸)や広島高速3号線吉島出入口近くのコーストテラス[吉島](174戸)、福山市の沖野上[パークテラス]Ⅱ(101戸)など大型物件を相次いで供給した。このほか、呉市中央(94戸)や宇品西(93戸)、大塚西(74戸)、海田町(72戸)などを販売し、県外では島根に2棟141戸、岡山に1棟34戸を分譲した。24年の供給戸数は県内700〜800戸を見込む。既に三原市のコーストテラス[円一町](114戸)と福山市の東福山駅北(43戸)を販売済みで、JR天神川駅近くの中国電力の研究所跡地に300戸超えの大規模物件を建てるほか、安佐南区祇園のマツダ社宅跡に113戸、JR福山駅周辺に2棟計約230戸の計画がある。このほかに佐伯区や東区にも複数建てる予定。

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