広島市の市街地で活動する街づくり4団体などは3月9、10日、広島の市街地の一帯で連携した大規模イベント「シティースケープ」を初めて開く。広島県の主導で官民連携プロジェクトとして立ち上げた同実行員会が企画。日頃は別で活動する団体がイベントを一帯で催すことで回遊性を高め、新たな街の魅力づくりにつなげる。両日で2万人の動員を目指す。主に広島駅前、並木・八丁堀、紙屋町の各エリアにある広場、川辺、商業施設などでマルシェ、芸術、音楽、農体験、たき火など、さまざまなイベントを開催。多彩なコンテンツを提供することで、都心部でのライフスタイルの豊かさの創出、公共空間の利活用の促進などにつなげる。事務局を務める(社)HLLの水木智英代表理事は「複数の団体が企画段階から連携した、この規模のまちづくりイベントは珍しい。相互に応援・協力し合える関係の構築にもつなげたい」と話した。参画するのは広島駅周辺地区まちづくり協議会、民間主導で紙屋町・八丁堀地区の魅力向上に取り組む「カミハチキテル」、市民グループ「RiverDo!基町川辺コンソーシアム」、エリアマネジメント組織「並木コンソーシアム」で、広島都心会議が支援する。次年度以降も継続開催を目指す。