和服仕立てや和裁士養成などを手掛ける勝矢和裁(西区観音本町1ー14ー9、東泰志社長)は顧客との接点づくり強化のため、本社1階奥で営んでいた和服仕立てや着物関連商品を扱う店舗「WAcycle(ワサイクル)」を正面に移し、1月15日に改装オープンした。店舗面積66平方㍍。店内は若者にも気軽に立ち寄ってもらおうと和洋折衷のインテリア「和モダン」を基調とし、畳や木のぬくもりを感じられる空間に仕上げた。着物の直しや仕立ての相談をはじめ、たんすに眠ったままの着物をルームシューズなどに再生した商品販売も行う。このほか着付けや和裁の教室を行うイベントスペースを設置。営業時間は午前10時〜午後4時。日祝定休を予定。2年後にBtoC部門の売り上げ6000万円を目指す。東栞衣副社長は「広島は他の都道府県と比べて着物人口が少ないというデータがあり、今後も身近に感じられるような店づくりに重点を置きたい」と話した。