広島銀行は1月26日、筆の製造販売業の晃祐堂(安芸郡熊野町出来庭6ー6ー28、植松藤盛社長)にサステナビリティ・リンク・ローン1億円を実行した。融資期間は10年。伝統工芸品の熊野筆と、書道筆の技術を生かした化粧筆を製造販売しており、製造工程の見学・手作り体験などで熊野筆の文化・歴史の魅力発信にも努めている。海辺などに捨てられたペットボトルを材料として化学的にアップサイクルしたPBT樹脂の人工毛への利用(2023年6月期100㌔)を24年6月期に120㌔など毎年20㌔ずつ増やし、33年6月期に3倍の300㌔に増加させることを目標にする。同ローンはESG・SDGsに関する目標を設定し、達成した場合に金利を引き下げ、設定目標などの外部レビューと年1回のレポートが必要となる。ひろぎんエリアデザインからセカンドオピニオンを取得している。