呉市と広島大学、海上保安大学校、(公財)笹川平和財団の4者のトップが発起人となり、呉市で海洋・海事の国際的拠点づくりを進めるための「海洋文化都市くれ推進協議会」(新原芳明会長=呉市長)が発足した。1月31日に第一回総会(設立総会)が呉阪急ホテルで行われ、造船、海運など海に関する企業を中心とした会員計60社・団体が交流・意見交換した。大学と自治体が一体となって地域課題に取り組み、まちづくりを進める「タウン&ガウン構想」の一環。具体的な検討事項として、①広島大学海洋・海事未来研究所(仮称)の設置、②世界海事大学(スウェーデン)との連携、③広島大学大学院の新たな学際的学位プログラムの実施等による人材育成、④先進技術を活用した海洋・海事DXの推進、⑤瀬戸内の自然環境を生かしたGX(グリーントランスフォーメーション)の推進、⑥海洋・海事産業の創出に向けた関連企業等との連携ーなどが挙げられた。そのほか、2024年夏〜秋に、海の魅力を知るイベント「海洋文化都市くれ海博」の開催を検討。自動運航船の紹介や水中ドローン体験、子どもワークショップ、研究・企業紹介・飲食ブース、造船所の工場見学などを計画する。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事