広島銀行は2023年12月28日、金属部品製造・加工業の関西金属工業(安芸郡熊野町出来庭7ー17ー20、中川健二社長)にサステナビリティ・リンク・ローン3000万円を実行した。融資期間は10年。主に熊野筆の画筆用・化粧用金具を製造しており、金具の選定、切断、加工、メッキを一貫して行っている。熊野筆事業協同組合に加入し、女子サッカー日本代表チームに国民栄誉賞の副賞として送られた化粧筆に同社の製品が使用された。メッキ加工に使用するイソプロピルアルコールの含有率(23年6月期4.75%)を毎年度0.25%ずつ削減し、32年6月期に2.5%まで引き下げることを目標にする。同ローンはESG・SDGsに関する目標を設定し、達成した場合に金利を引き下げ、設定目標などの外部レビューと年1回のレポートが必要。ひろぎんエリアデザインからセカンドオピニオンを取得している。