日本茶などの加工を手掛ける代表が今後の事業拡大を見据え法人化した。大学卒業後に大手流通会社で6年間勤務したが、両親が営んでいた茶屋関連で起業を目指して退職。1995年に安佐南区、2010年には県内初といわれた和カフェ店(同区)の開業が奏功し、年商3億円以上と順調だったが閉業。3年前、業務用販売を中心に再スタートを切った。現在は国内各産地から仕入れてブレンドした「広島撰茶」シリーズで煎茶・ほうじ茶・抹茶など、菓子の「広島撰菓」ではおからかりんとう・甘酒キャラメルなど各約10種類を展開する。今後はラインアップを増やすほか、東京などに販路を広げて資金を蓄え、再び県内で和カフェ店を開く計画。他県に比べて消費量が少ない広島で茶文化を浸透させたいという。設立初年度は売り上げ1億円、10年以内に10億円を目指す。
会社概要

- 所在地:中区広瀬北町3-11
- 資本金:300万円
- 設 立:2024年7月4日
- 役 員:(社)野村 貴志
- 決算期:5月
- 銀 行:三井住友広島
- 電 話:080-7826-7145
担当記者:阿戸