
ポーラ・オルビスHD子会社で化粧品「THREE(スリー)」を製造販売するACRO(アクロ、東京)は2月、尾道市に精油の製造拠点を開設した。特産ダイダイなどのかんきつを原料とすることで、付加価値や産業活性化につなげる。

同社の研究機関THREEホリスティックリサーチセンターが運営する。ダイダイは祭事の供え物や酢の原料として尾道の地域の営みに根付いているが、近年は需要減少による果実の単価低迷が課題という。同センターは2024年に「尾道ダイダイ復活プロジェクト」を始め、これまで活用されなかった果皮に着目。400㍑の大型蒸留器を導入し、果皮が新鮮な状態のままに水蒸気蒸留で精油を抽出する。同社は熊本県南阿蘇村や佐賀県唐津市にもハーブガーデンと蒸留施設を持つ。