日本酒を低温浄溜する第三の和酒「浄酎」を製造販売するナオライ(神石高原町小畠、三宅絋一郎社長)は、長野市の善光寺近くに新たな生産拠点を設ける。昨年7月に現地の食品製造販売会社エリモ(木村芳雄社長)と「NAGANO Naorai(長野ナオライ)(株)」を共同設立し、今夏の開設を計画。2025s年度の長野市スタートアップ支援補助金に採択され、2月19日から同市が募集するガバメントクラウドファンディング(CF型ふるさと納税)を開始。今後は酒造免許を取得し、長野産の日本酒を原料にした浄酎づくりを目指す。
新たな生産施設は善光寺の参道の横道にある小麦工場跡を活用し、2階建て延べ115平方㍍を整備。3月20日まで同CFで個人版100万円、企業版400万円を目標に募り、浄溜機の購入などに充てる。寄付者には浄酎試供品や定期事業レポートを送る。このほか貯蔵タンク、商品販売ブース、熟成室などを設置予定。新会社では両社の社長が共同代表を務める。初年度に売上高4000万円、将来は1億円以上を目指す。
新会社を共同設立したエリモは1981年にえりも海産として設立。昆布や小魚の佃煮、ワカサギのから揚げなどを製造販売する。実業家の石坂弘紀さんの家業で、長野のブドウのブランディングなどで「HAKOIRI」ブランドを立ち上げており、今回長野の酒蔵再生や町おこしのためにナオライと共同事業を行うことになった。
ナオライは2015年に呉市の三角島を拠点に創業した。19年に神石高原町に浄酎の製造拠点を設置。25年8月に石川県中能登町でも免許を取得して浄酎の生産を始め、長野市で4拠点目となる。三宅社長は「広島発の酒蔵再生に貢献するビジネスモデルを酒造りが盛んな長野で始めることができて光栄。今後も全国で事業展開したい」と話している。
ナオライ 長野市に「浄酎」の新生産拠点 共同で会社設立、地元日本酒使い浄溜へ
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