新人時代 2026.02.24

三方良しを学ぶ

ヤマトフーズ / 串山 敬太 社長

三方良しを学ぶ

 遊技場大手が景品用の珍味の発注先を探しているという話をきっかけに、井上会長と二人三脚で当社を立ち上げ、2月で創業20周年を迎えることができた。当初は、父親が社長を務めていた建機レンタルの日本マーツ(東広島市)の新事業として創業。東広島市黒瀬町で工場を安く借り、珍味の包装用機械を1000万円で導入したところが出発点だ。
 創業の契機になった受注は想定の約10分の1しかなく、2年目に700万円の不渡りも経験。手元に100万円しかない状態に追い込まれ、あの時期が最もしんどかった。苦労は数え切れないが、売り上げを伸ばす自信はあった。酒販店を営む兄のネットワークを紹介してもらい、創業間もなく菓子の卸売りも開始。とにかく売れそうなものを仕入れて売りまくろうと、関西、名古屋、北陸にも車を走らせ、景品問屋に必死に営業をかけた。2年目には不渡りの逆境をはねのけ、黒字化することができた。3年目にはドン・キホーテなど大手小売店の一般流通にも取引が広がり、業績も着実に伸びていった。
 一方、若気の至りで売り上げと利益だけを追い、知らず知らず業界の常識に反するような売り方をして、同業の経営者に苦言を呈されたことも。そういった経験の中で、商売のイロハを学んでいった。いまも「三方良し」がビジネスの信条だ。自らの利益だけを追っていては、商売は長続きしないと肝に銘じている。

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