伝統工芸をつなぐ
第72回日本伝統工芸展を開催中の県立美術館は3月8日までの会期中に合わせ、〝伝統工芸を支える職人たち〟をテーマにした、こどもガイドのリーフレットを初めて作成。会場に備えた。
刺しゅうに欠かせない手打針を展示し、紹介。太さや長さ、糸通しの穴、針先のとがり具合など刺しやすさを考えて仕上げる。
「広島県は針の産地で手縫針・まち針の全国生産量の9割以上を占めるが、手打針の工房は小島清子さん、康博さん親子が市内で営む製針所が全国で唯一。清子さんは、針工場に勤めて独立した父親の背中を見て後を継ぎ、2018年に国の選定保存技術保持者に認定」(広報)
工房では15種類を作る。1種類を約2000本、3種類ほどを同時に3カ月かけて完成させる。最も細いのは直径0・2 ㍉、長さ2・4㌢。職人の技が伝統美や価値を創る。
陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工など新進気鋭の作品から人間国宝まで、広島在住の入選作9点を含む約280点を展示。