社会の女性化
一つの国で生産年齢人口(15〜65歳)の比率が下がる人口オーナス期に経済成長できたのは、世界史の中でルネサンス期のイタリアだけという。
広島県の人口転出超過は5年連続全国最多。企業環境が一段と厳しさを増す中、美容事業のアデライド(佐伯区)は2月10日、セブン&アイHDなど多くの大企業で顧問を務める投資家の山崎伸治さんを招き、講演会「〜地方から世界へ〜『最強事業戦略』の作り方」を開いた。
日本の国内人口は2008年をピークに16年連続減少。物を作れば売れた高度経済成長の時代から事業モデルを変えられていない企業が多いという。10社以上のスタートアップを新規上場に導いた山崎さんは、
「人口動態と時代性の見極めが重要だ。ルネサンス期のイタリアは人口減が続いたが〝格好良い〟を武器に輸出や観光業を拡大させ、経済が繁栄した。オーナス期には社会が〝女性化〟して共感、共創が付加価値となる。男性は女性の視点を理解し、生かせる環境整備に努めることが競争力に直結する」