誰のための一枚か
お好み焼き店などでつくる(財)お好み焼アカデミー(佐々木茂喜代表理事)は2月13日、広島経済大学経営学部長の細井謙一さんを招き、市内ホテルで講演会を開いた。
後継者や収益性の問題などから、地域で愛されてきた老舗の廃業が相次ぐ現状を説明。一方で、お好み焼きを看板メニューとする居酒屋など新たなタイプの店が増えていると指摘する。子ども食堂や地域住民の交流の場として活用される例もある。カレー味やフレンチ風、素材にこだわった1枚1200円の肉玉そばなどラインアップも広がる。アカデミー理事も兼務し、
「客層やニーズが多様化する中、誰のための一枚なのか、突き詰めて実践することが成長のこつではないか」
昭和30年代に食品卸のハナキ(中区)が主婦の開業支援を通じてお好み焼き店を普及させたエピソードも話した。ソース納入だけにとどまらず、改装に必要な鉄板や建築材料を届けた。時には施工まで担い、代金の後払いにも応じたという。
川上の事業者が店のニーズに合わせたサービスや商材の提供を通じて、新たなビジネスチャンスをつかむヒントとして紹介。