外装建材を加工・販売する島屋(西区商工センター、吉貴隆人社長)は2月、自社ブランドのサウナユニット「YASHIMA」を開発・発売した。特徴は国産木材の積層材CLTを使った大型サイズで、サウナ好きで知られる広島県出身の建築家・谷尻誠氏が設計。新規事業の位置付けで、初年度に売上高1億円を目指す。
2月17〜20日に東京で催された展示会ジャパンサウナ・スパEXPOで初披露した。発売モデルは、世界トップシェアのハルビア製ヒーターを採用した「サウナ室」、ヒノキ風呂や洗面台を置く「シャワールーム」、天井と側面がガラス張りの「リラックスルーム」で構成。サイズは高さ2・8×幅6×奥行き2・3㍍。バレル型(円筒形)に比べて大型で、ゆったりと過ごせる。CLTは強度と断熱性能が高く、工場で大半を組み上げ、現地作業は基礎への設置と配線工事などで済む。価格は1250万円を想定。ブランド名には、創業者の生まれ育った山口県の島の名前を冠した。会社の福利厚生やキャンプ事業者の導入、個人購入などを見込む。展示会の反応を踏まえ、今後の営業戦略を練る。
周南営業所の元所長が主導し、サウナ事業に専任する山口開発室を昨年7月に立ち上げた。今後、CLTを使った宿泊用ユニットなどシリーズ展開を視野に入れる。
同社は2024年にサウナ事業に参入し、福岡市にハルビア製品を置くショールームを開設した。宮崎純也副社長は「ここまで大型のユニットは珍しく、展示会で大きな反響をもらった。スピード感を持って事業を軌道に乗せたい」と話した。