地域経済 2026.02.24

日の丸産業 ブランド醸成し全体底上げ 環境改善部門を大幅強化へ

 LPガス販売などの日の丸産業(南区上東雲町、河尻毅社長)は燃料市場や業界環境の変化に対応し、将来へ成長が期待できる「環境改善」部門を強化していく。業歴のある炭関連素材を生かした製品の販路拡大と併せ、事業の統一イメージを定着、普及させる〝HINOMARU〟ブランドを発信〜醸成。業務用と一般向け部門でシナジーを高め、ワンストップで成果の上がる営業体制を構築する計画だ。
 2022年春にブランディングチームを立ち上げ、ロゴを作成。パッケージデザインも一新した。現在はLPガス部門が総売上高の60%以上を占めるが人口減や温暖化、省エネなどを勘案し、リフォームなど住宅設備関連に注力。工務店向けなどに高機能木炭水性塗料「チャコペイント」を拡販する一方、飲食店向けに厨房の排水・汚水処理装置(グリストラップ)の悪臭・排水管の詰まり対策用「キレートピュアリー」は清掃の時間短縮など労務改善につながるとして着実に固定取引先を増やしているという。
 養殖用に漁場を改善する「キレートマリン」を展開し、エビやアサリ養殖で実績を重ねる。カキ大量死で問題視されている瀬戸内海域で理論上の対策、効果が自然界で通用するかどうか、フィールド試験に向けて導入手法を模索中。複数の大学と連携して進める。
 一般向けは現在、主にネットを通じて主力15商品を展開。洗浄力や節水・抗菌効果のある洗濯ボール、湿気対策などの備長炭シートなどリピーターを確実に増やす。ブランディングチームで初めて商品化したバイオマス小型固形燃料「ECO BBQ」は第19回ひろしまグッドデザイン賞を受け、認知度アップに足がかりをつかんだ。24年には環境改善部門を増員。25年9月期決算売上高は30億5700万円を計上し、5期連続増収だった。1927年創業時から扱う炭関連商品の実績を生かしながら、環境改善部門を60%に引き上げる方針。

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