日産プリンス広島販売 / 宮崎 真澄 社長

1月30日に廿日市市と災害時の電気自動車(EV)活用に関する連携協定を結んだ。大規模停電発生時に市の要請に応じ、乗用車のアリアとリーフ、軽自動車サクラの3車種を無償で貸し出す。避難所でEVから電力を補い、照明や暖房、スマートフォン充電などに使う。日産自動車は全国で同様の取り組みを進めており、県内は20年の府中市に次ぐ2例目。「EVは単なる移動手段ではなく、将来的には地域の電力インフラになり得る。当協定を通じ、災害時支援はもちろんEVの可能性を広く認知させたい」。同社は県西部を中心に14店舗を展開し、年商規模は約125億円。フルモデルチェンジしたリーフと小回りが利くサクラの販売を積極化する。「環境保全の観点からEVの普及は欠かせない。輸入EVの売れ行きが伸びる中、EV先駆けのブランドとして存在感を高めていく」。100年に一度の変革期に思いを語った。
PROFILE
みやざき ますみ 日産プリンス広島販売社長。1961年5月生まれ、東京都出身。早稲田大学を卒業し、84年に日産自動車入社。2010年の日産セールスウェイ推進部担当部長や14年の人財教育支援部長、17年の近畿日産社長などを経て20年4月から現職。日産サティオ福山社長も兼ねる。