メビウスマネジメントサービス/松田 浩生 社長
南区大須賀町で、事業承継支援やM&Aなどをサポートしている。多くの案件に関与してきた中で感じるのは「もっと早く、適した誰かに相談してくれていれば」ということ。業界は市場拡大に伴い一定規模以上の会社の支援体制は充実してきた一方、小規模事業者へはまだまだ手薄だ。いつか子どもに事業を継がせたいと考えていても、事業の将来性や債務負担などを理由に誰にも相談せず先送りしてしまい、選択肢が限られてしまうケースが少なくない。
こうした課題を解決するため1月23日、(社)アトツギ支援センターをファイミー(東京)と共同で設立。事業承継には事業、財務、相続とさまざまな専門知識が必要となるため、支援できる人材が不足している実状がある。そこでAIを活用し、質問内容などから、企業診断や承継スキームの提案、各種機関向けの事業承継計画や企業概要書を作成するツールを開発。今年度の県の「ひろしまAIサンドボックス」に採択され、4月のサービス開始を予定している。
経営者と日頃から信頼関係を築いている顧問税理士や保険代理店など、「すべての経営者に健全な事業承継の選択肢を」という理念に共感してくれる仲間を募り、見過ごされてきた小規模事業者支援の輪を全国に広げたい。