地域経済 2026.02.02

アサヒエンタープライゼス 人が集まり出会い生む駐車場 店舗併設タイプを今春オープンへ

 24時間無人時間貸し駐車場を全国展開するアサヒエンタープライゼス(中区橋本町、朝日洋光社長)は駐車場の可能性を広げ、地域が活性化する新たなスタイルの運営に乗り出す。今春を目途に第1弾として、中区銀山町で運営管理する駐車場を再整備した一画でワインを扱う。〝駐車場(P)を新しい出会い(meet)の場所に〟をコンセプトに「mPeet」事業の確立を目指す。

 銀山町のアサヒパーク胡町は26台収容できるが、入りやすく駐車しやすいよう工夫し数台分減らす。空いたスペースを活用してワインをテーマとしたスペースの設置を計画。ワインをもっと気軽に楽しんでほしいという近隣で営業する店主と思いが一致した。つまみや軽食なども用意する予定。3月下旬開設に向け、2月下旬着工する。
 広島市内では建物を解体しても資材や建築費の高騰で、取りあえず時間貸し駐車場にするケースが多く、車離れなどを背景に過当競争の様相を呈しているという。利便性や設定料金が利用の判断基準だが、〝新しい出会いの場所になる駐車場〟を打ち出して差別化を図り、スペースの有効活用を推進していく構え。駐車場を運営するエリアのマーケット特性を見極め、ワインに限らず将来的には花屋や飲食店なども視野に入れ〝目的地〟となる駐車場構想を描く。
 同社は、土地オーナー向けに一括借り上げ方式で繁華街の遊休土地活用をはじめ、郊外でも駐車場運営を展開。2022年から、ロック板や精算機などを設置しなくても自動精算できるキャッシュレス式駐車場管理運営システム「Raku―P(ラクピー)」を導入し、業績を押し上げている。25年8月期決算で過去最高の売上高20億円を計上。5期連続増収とした。北海道〜九州で運営する474カ所7857台分のうち45%がキャッシュレス式で(昨年12月末)、近く50%になる見通しだ。
 ラクピーは車室別利用状況が把握でき、データ分析に基づく効率・効果的な運営ができる。既存ロック板をラクピーに切り替えることで駐車場運営管理の付加価値を高め、収益最大化を図る方針。

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