地域経済 2026.02.02

GAパートナーズ ホテル事業を積極化 3年で4棟計画、観光出張ニーズ狙う

GAパートナーズ ホテル事業を積極化 3年で4棟計画、観光出張ニーズ狙う

 分譲マンション「ソシオ」シリーズを展開するGAパートナーズ(中区八丁堀、松岡裕仁社長)は、ホテル事業を積極化している。3年以内に県内で4棟・計約400室を計画。コロナ後の市況変化に応じた事業多角化の一環で、旺盛な観光・出張需要の取り込みを狙い、主要駅や繁華街周辺で立地に合わせた多様な物件開発を進める。
 広島市中心部に2棟を新設する。本通商店街そばに保有する複合施設「ソシオパーク紙屋町」(中区紙屋町、6階建て)に高価格帯のレジデンス型ホテルを7月にオープン予定。5、6階を改装し、130〜150平方㍍の2客室を設ける。上質なキッチンや家具、家電のほか、茶室をイメージした小上がりの和室などを備え、増加するインバウンドに訴求。定員は最大10人で、宿泊料は未定。民泊運営のムーポンコーポレーション(中区)に委託する。広島駅近くの南区稲荷町には宿泊特化型の180室を開発。平均25平方㍍と広めの客室とし、レストランやバーなどの付帯施設を充実させて近隣ホテルとの違いを打ち出す。ホテル運営のポラリス・ホールディングス(東京)と賃貸借予約契約を交わし、2029年春の開業を目指している。
 イオンモール広島府中近くに中長期滞在客向けのアパートメントホテルを3月開業する。全28部屋で、1K、1LDK、2LDK、3LDKなど多様な客室タイプを用意。ムーポン社に運営を委託。
 福山には200室規模を計画する。福山駅南口から徒歩4分ほどの伏見町の駐車場や飲食ビル跡地を一体で取得。3月ごろに既存ビルの解体工事に着手する。詳細は今後詰めるとするが、15階前後の建物を28年中に竣工予定。完成後に国内のホテル事業者へ売却する方針だ。
 同社はマンション開発を主体に、中区本通の商業施設「ソシオテラス」や紙屋町の複合施設「ソシオスクエア紙屋町」などを運営。保有物件のバリューアップや稼働率向上を目的に、ソシオスクエア紙屋町にカフェ「J CAFE」を1月6日にオープンした。DJブースやプロジェクターを備え、企業イベント、結婚式の2次会利用などを想定。つけ麺店「ばくだん屋」などのダブルオー(中区大手町)に運営を委託する。GA社の松岡社長は「マンションの知見を生かした事業展開で、『不動産の総合商社』としての存在感を高めていく」と話す。26年3月期売上高は前年比微増の約70億円を見込む。

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