西区で市の認可保育園3園を運営する(社福)清摂福祉会(浜中清次理事長=コンクエスト会長)は、県内でも珍しい園児用の屋内温水プールなどが入る3階建て園舎を新設する。室内で多様な遊びができるホールも備え、近年の夏の酷暑などを気にせずに体を動かせる環境をつくる。少子化が加速し競争激化が見込まれる中、他の園にない特長を打ち出す狙い。

新園舎は同会の、こうご中央保育園向かいの敷地(西区庚午南1―6―5)に建てる。面積191平方㍍に延べ331平方㍍。月決め駐車場だったが、土地の所有者から打診があり購入した。プラス・コンサルタント(南区)が設計し、施工は主に砂原組(中区)。1階のプール部分のみ広田造園(西区)が担う。昨年12月に着工、今年7月に完成予定。
プールは幼児用の浅い設計で、広さは約4×8㍍。3歳児クラス以上で希望者が対象の課外授業として活用を想定する。近隣のキッズ水泳スクールと提携して講師を招き、泳法指導ほか安全面にも配慮するという。室内遊戯ができる多目的ホール(約60平方㍍)は3階。2階は通園児以外の一時預かり施設とし、乳児用の沐浴(もくよく)室などを設ける。1、3階は車で5分程度の距離にある、他2園の園児も利用する。浜中摂副理事長は「広島市の認可保育園に屋内プールができるのは初ではないか。最近は夏場の熱中症対策や安全確保などの観点で、屋外遊びが十分にできないケースが多い。通年で楽しめるプールは需要が高く、選択肢に加わることで園の魅力が増すと考えている」と話した。
現在の園児数は3園合計で約420人。特色の一つである課外授業では他に、文字や数字に触れて考える力を養う「学研わくわくタイム」や、ECCジュニアの英語レッスンも提供している。
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