東証グロース上場でブランドバッグの定額制シェアリングサービスを手掛けるラクサス・テクノロジーズ(中区中町、高橋啓介社長)は今冬、自動車販売で普及する残価設定ローンに近い仕組み「スマートキープサービス ラクモチ」を始めた。高額なバッグをまず月額制で実際に使って確かめてもらい、設定期間の満了時に小売価格との差額(残価)を払えば購入できるほか、返却や交換も選べる。メルカリや楽天などオンラインフリーマーケットの普及に伴い、将来の売却時を想定して残価を確認する購買行動が広がり、ブランドバッグ市場で先駆的に取り入れる。
車の残価設定ローンと違い、3日間の返却可能期間を設けて質感や色味を確かめられることなど、柔軟な設計が特徴。〝持ち続けて後で買うか決められる〟というサブスクと所有の中間的なスタイルで、高額品購入時の心理的ハードルを下げる。卸業者やオークションなどから仕入れたラインアップと目利きによる質を強みに、同社サービスのアプリダウンロード数は本年度上半期で前年同期比34%増え、約200万人を数える。メールアドレス登録数も同52%増と堅調だ。新サービスで契約数の増加を狙う。
店頭販売も始め、6月に東京オフィス(渋谷区)内に店舗をオープン。外国人観光客に人気のキャットストリートに面し、順調な滑り出しという。2025年3月期決算は前年比16・9%増の売上高25億6400万円、同4・8%増の純利益4億3500万円と過去最高。今期は売上高30億7700万円、純利益3億3500万円を予想する。
12月4日には上場1周年の記念キャンペーンを開始。12月末までに紹介コードを入力すると、利用解約・休止しない限り月額料を常に2000円割り引く。
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