税理士事務所CUBE(中区立町、武信隼人代表税理士)は12月2日、個人事業主向けにAIを活用した確定申告代行・税務相談サービス「ラクラク!丸投げ申告」を始めた。AIで書類作成を効率化し、割安に業務を請け負えるようにする。
利用者に領収書や請求書、通帳などの写真をLINEで送ってもらう。これをAIで分析し、貸借対照表、損益計算書ほか、確定申告や消費税申告に必要な書類を自動で作成。複数のAIエンジンを稼働させ、処理結果を比較検討することで入力・判断ミスを防ぐ。税理士が内容を確認した上で税務署に提出。税務調査への立ち合いやLINEによる税務相談も行う。代表が昨年末に立ち上げたIT会社の志士(住所同)がシステム開発や営業を担う。
税理士への確定申告の依頼費用は20〜30万円と高額になるケースが多く、個人事業主の約8割が自ら行っている。一方で手間と労力がかかる上に、追徴課税のリスクも高まるという。年間9万9000円と割安な料金で提供し、増加するフリーランス、副業者の需要を取り込む。
初年度はテストマーケティングと位置付け、来夏のアプリ版公開から営業を本格化させる。自身で領収書などの写真をアプリ上にアップデートしてもらうほか、控除制度の利用といった節税アドバイスや、キャッシュフロー分析などの新たな機能も追加する。ゆくゆくはこれらの情報を基にAIが金融商品などを提案し、個人事業主の資産形成を支援するフィンテックサービスを目指す。
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