地域経済 2025.12.01

プラチナバイオやツネイシ系 排ガス活用し微細藻類を培養

 ゲノム編集のプラチナバイオ(東広島市)は廃棄物処理のツネイシカムテックス(福山市)、藻類研究開発のファイトリピッド・テクノロジーズ(横浜市)、科学技術支援のリバネス(東京)と連携し、工場の排ガスを活用する微細藻類培養の実証に踏み出した。広島県のカーボンリサイクル関連技術研究開発支援事業に採択され、低コスト化を図る。10月から1年半で最大2100万円の補助を受ける。
 人工海水の培養槽に、CO2や栄養(窒素、リンなど)を含む排ガスを送る。微細藻類ナンノクロロプシスが太陽光とCO2で光合成し、油脂やEPA(健康維持に関わる不飽和脂肪酸)を細胞内に蓄積していく。これらは燃料や化成品、食品の原料といった用途が見込める。他の微細藻類よりも油脂含有量が多く、EPAなどの機能性脂質も豊富という。排ガスを吸収させた人工海水で成長することは確認済み。
 実証ではカムテックス社の熱処理工場の敷地内に高さ1・2×幅1㍍のパネル型の屋外培養槽を並べ、省スペースで高密度培養する。同社は年間15万㌧の廃棄物処理から生じる25万㌧のCO2を有効活用する狙い。プラチナバイオは屋外環境に適応しやすく能力の高い遺伝子を解析・特定しており、効果的な育種に生かす。小規模でも導入しやすい仕組みを確立させ、将来的に他社に提案したい考え。導入企業は環境対策のほか、培養後に燃料や原料、カーボンクレジットの販売などが期待される。

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